実績紹介 安全・安定・安心を
工業用水を
自家浄水へ

事業名
浄水場高度浄水処理設備導入
事業区分
水道設備・設備工事関連
発 注 者
三菱重工業株式会社 高砂製作所
(正式経由会社名: 大蔵商事株式会社)
請負者
水道機工株式会社
事業期間
2017年8月18日~2018年5月31日
施設能力
2,200㎥/日
事業方式
デザインビルド方式

三菱重工業様の高砂製作所で使用する飲用水を自家製造したいというご要望から、工場内に膜ろ過方式の浄水システムを設置いたしました。

工場内で使用する飲用水を自家製造

高砂製作所は、工業製品の製作を行う工場です。今回は、工場内に高度浄水処理設備を導入したいということで、水道水の浄水技術に実績のある弊社にお声がけいただきました。工業用水を原水とし、そこから砂ろ過塔、活性炭ろ過塔、マンガン接触酸化塔、UF膜ろ過設備を経て、工場内で使用する飲用水となります。工場内で使用する水の水質について自社で責任を持って管理できる点、そして水コストを抑えられる点が、自家製造のメリットです。

水質が不安定な河川水を安全な水へ

工業用水の原水である河川水質は一定ではありません。特に、夏期は上流にあるダムの水質が変動するため、ダムの放流により河川水質も変動します。また、降雨等によっても河川の水質は変動します。このような年間を通した水質変動をしっかりと調査した上で、対応できる設備を提案しました。
また、万が一のトラブルを想定して、予備機の設置や自動運転を導入し、管理簡略化に貢献できたことも今回のプロジェクトのポイントでした。安全な水を、安定して供給し、お客様に安心を届ける。それを念頭に提案できたことが、お客様からの技術評価につながったと考えます。

高度な膜ろ過技術

日本の飲用水製造設備で膜ろ過システムが導入され始めた1990年代初頭から、私たち水道機工は、積極的に膜ろ過方式の技術向上に力を注いできました。豊富な実績をもとに、全国各地さまざまな水質の原水に対応できる技術と経験があります。膜ろ過システムの設計で非常に重要なのが、膜ろ過流束です。速すぎると膜が詰まりますし、遅すぎるとコストが上がってしまいます。原水となる工業用水の水質に応じて、もっとも適した膜ろ過流束を根拠を持って提案することで、お客様にも納得していただけたと考えます。

水づくりのパートナーとして

弊社では、カスタマーサービス部門が営業も担当しています。新規プロジェクトの提案の際には、10年以上先のメンテナンス費用も考慮して提案します。安全・安定・安心を軸に、メンテナンスと一体となった営業活動をすることで、お客様も信頼してくださいます。弊社は営業担当者がカスタマーサービス部門と一体となっていることから、納品して終わりではなく、運転開始後もしっかりとサポートを続けます。
お客様とメーカーという関係にとどまらず、水づくりのパートナーとして、メンテナンスや施設の改良などなんでも気軽にご相談いただける関係を作ります。ご提案から納品、またその後までずっと続く信頼関係ができて初めて、いい水がつくられていくのだと考えています。

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