仕事を知る

実施設計

案件の中核を担う存在。
責任と共に、構想を形にするやりがいがある。

船田 修平間島 亮介
2016年入社
実施設計/工学研究科社会基盤工学専攻

実施設計とは

水処理プラントの全体を把握し、ミスを除き、アイディアを提案。

実施設計職は、主に受注が確定した浄水場に関連する図面・書類のすべてに目を通し、取り掛かる案件の全容を把握することから仕事が始まります。水処理プラントの新規施工や設備の入れ替えや増改築時に、全体の浄水フローや仕様、施工する設備や使用する機器などについて、深く理解する必要があります。

水道機工でまとめた情報と、お客様が求める条件を照らし合わせ、相違が無いかチェックします。この段階で見つけた相違・不明点・問題点を明らかにしつつ、浄水場内の機器配置図や配管図及び機械の図面を作図・用意していきます。この段階では相違や間違いの修正だけではなく、「こうしたほうが、もっと良くなる」というアイディアがあれば、お客様に提案を行います。

また、実施設計の重要な役割として、現地調査やお客様と直接打合せを行うことが挙げられます。ここで念入りに調査を行い、お客様の要望を可能な限り図面に反映させることで、より良い設備を提供することができます。納入する機械の中にはメーカー汎用品以外にオーダーメイドの製作品も多く、製作品については製作業者と互いに製作図面を精査し、現地据付前に工場検査を実施するなど、日々協力しながらものづくりに取組んでいます。案件の全体感を把握し、施工前にあらゆる不明点・疑問点を取り除き、要求に沿った水処理プラントを納品するための中核を担う存在が、私たち実施設計の役割となります。

間島 亮介

仕事の魅力

責任重大だが、構想が形になる感動は計り知れない

私たち実施設計以降の案件は、現場での施工プロセスに移行します。現地に納める設備が据付かない、適切な水処理が行えないなどの問題点を未然に防ぐ必要があり、責任は重大です。しかし、自分たちの仕事がいよいよ形になっていくところを見届けられる立場でもあるため、確かな手ごたえとやりがいを得ることができます。

現地に足を運んで確認する役割を担う私たちだからこそ、できる提案もあります。自分の提案が受け入れられ、喜んでもらえた時などはとても嬉しく感じます。現地の方がメンテナンスしやすい仕様に変更したり、より安全に運用可能な設備を提案することは、現地を知っているからこそ実現可能であると思います。

学生時代

活かせる学び

機械設計をする際、設備の強度検討を実施します。その際、材料力学、構造力学等の知識が活かせているように感じます。また設備はコンクリート基礎に設置することが多いため、付帯して検討を実施します。その際にコンクリート構造学等の素養が役に立ちました。

余談かもしれませんが、お客様、業者様との会話、スケジュール調整などでは、アルバイトや課外活動の経験は活きると思います。コミュニケーションは重要です。また、図面から現物をイメージしなければならないので、想像力も重要です。図面と実際を絶えず比較・確認している私たちの仕事においては、鍛えられる能力のひとつだと思います。

1週間のスケジュール

月曜日

AM
8:30出社。メールを確認した後、お客様からの来電に寄る質問に、立て続けに対応。午前中は、こうした電話のやり取りになるケースが多い。
PM
午前中の質問に回答しながら、翌日の現地調査の準備。図面を発注者と施工業者に共有、段取りを詰める。20:00退社。

火曜日

AM
準備していた現地調査のため直行で兵庫県のS浄水場へ。予め確認していた図面にて気になっていた所を重点的に、配置や寸法確認を行う。図面との違いがあることを発見。
PM
現地で確認した内容についてお客様と打合せ。発注内容と異なる点を各々確認しつつ、どのような形にするか方針を決める。確認終了後、帰京の途へ。

水曜日

AM
8:50出社。先日の現地調査結果を図面に反映する為、配置配管図及び機器製作図面の確認・修正作業を行う。完成した図面は発注者へ提出する御承諾図としてまとめたり、製作業者への製作依頼を行う書類に使用する。
PM
装置の動かし方を決定する為、電気設計担当者と運転方案に関する打合せを行う。 水曜はノー残業デーの為、終業後は同僚と親睦を深める飲みニケーションへ。

木曜日

AM
8:50出社。新規受注案件の発注資料の確認及び関連部署を交えての打合せを行う。実施設計上の不明点や疑問点をまとめ、発注者向けに質問書を作成したり、発注仕様に従って設備の設計計算書を作成する。
PM
翌日の製作品検査に向けた準備。製作業者より届いた検査要領書及び検査成績表の確認を行い、検査内容の把握や書類の修正必要箇所を確認する。21:00退社。

金曜日

AM
自宅から神奈川にある製作品工場へ。先日確認した検査成績表に沿って、製作品の検査を実施。図面通りに作成されているか、製品として不備が無いか確認。修正が必要な箇所は納期との兼ね合いを考慮し修正を依頼。
PM
午後に帰社、実施した検査の報告書を作成。現場にも検査完了の旨を伝え、資材担当者を通じて現場への納入時期を決定する。翌週の作業内容を確認し20:00退社。